Curious Cat

レイシリーズ3部作の関係

レイの活動をしていて、世界観で1番聞かれたのがコレです。
すでに公式設定資料館の解説に書いてあるのですが、こちらにもまとめてみます。

内容的には同人誌「Parallel Op.」の考察ページとほぼ同じです。

3部作の関係と言っても、クライシスはフォースの過去にあたります。
公式設定やゲームのEDからも分かるように、M.C.0185がフォース、M.C.0108がクライシスの舞台です。
…ではフォース(クライシス)軸とストーム軸の関係はどうなのでしょう。

ストームのゲーメストムックのインタビューではパラレルワールドであることを話されています。(以下Kさんのお言葉)

プレイヤーの数だけパラレルワールドがあるのが理想だと思います。
(中略)
どっちが先か後と言うわけではなく、レイフォースとレイストームの両方が同時進行していると思ってください。
先ほども言いましたが、量子力学の世界では、パラレルワールドは切っても切れない存在で、それによっていろいろ証明している世界らしいです。
例えば、コイントスをして表か裏かはその結果を見るまではどっちの可能性もある、と。だからこそパラレルワールドはあると考えるようなんです。
レイストームとレイフォースも、まだ見えていない1枚のコインの裏と表のように、結末はプレイヤーが最後まで遊ぶことによって見えてくる。と自分は考えています。

企画のYさんがMISTさん、キャラグラのKさんがR.H.K.さんで間違いないでしょう。
ストームはフォースと同じ部分・正反対の部分を意図的に作られています。
ゲームの面白さを優先して、細かい世界設定は後から作ったようですが(笑)。

そもそもパラレルワールドとは、ある世界(時空)と並行して存在する別の世界(時空)を指します。いわゆる四次元世界ではなく、私達の既知宇宙と同一の次元を持つ世界というのが一般的だと思います。
パラレルワールドはSFによく知られた概念ですが、実際に量子力学や宇宙論等で理論的な可能性が語られています。
『シュレディンガーの猫』あたりを調べれば量子力学の世界が何となく分かるカモ?

私の設定では反物質の宇宙がフォース世界のイメージに近いです。
(ビッグバンによって同じくらい出現した正物質と反物質が相互に反応してほとんど消滅するものの、正物質の方が僅かに多かったため現在の宇宙があり、逆にその過程で別の宇宙…反物質から構成される世界が存在するのではないか…という説があります。)


さて、その後クライシスが発表され、スクープとして雑誌(ゲーメストVol.237・'98.10/30号)に紹介された際に、フォースとストームの年表が載りました。
フォース年表 →ストーム年表

この年表はゲーメスト側が執筆したものではなく、ちゃんとタイトー開発側から支給されたものです。
特筆すべきはフォースの“M.C.0184”の存在で、この時に初めて発表されたことになります。(すでにフォースの頃からあった設定で、あまりゲームと関係ない…という理由でCD等には載せなかったそうです。)
ストームもまた、それまでに多くの公式設定が発表されましたが、年表はこの時が初めてとなります。

この年表についてMISTさんとお話をした際、大変興味深いお話がありました。
このM.C.0184の“次元の歪み”が、多世界にも影響を与えた…ストーム世界と接触したんじゃないか…というお話です。
※開発者のお話だからといって公式というわけではありません。

さきほどの年表の抜粋。上段フォース、下段ストーム。
M.C. 0184
“Con-Human”の占有範囲が衛星にまで及ぶ。
惑星内に次元の歪みを発生させる。
人類は軍で秘密裏に開発されていた高機動攻撃機の単独攻撃で
衛星内部は破壊するが、テスト機は行方不明に。

A.D. 2096
異常重力波の観測地点より植民可能なセシリア星系発見。
大規模な植民計画実行のため、大艦隊用特殊重力場発生システム
『MOON GATE』の建造に着手。

つまりこの次元の歪みが、ストームの世界には異常重力波として観測された…ということで、フォース世界でのM.C. 0184はストーム世界のA.D. 2096にあたることになります。

そうなると行方不明のテスト機というのが、ストームでキーワードとなっているオーバーテクノロジー"LAY"ということになって、技術の橋渡しになります。
異常重力波や"LAY"についてはストームの用語もどうぞ。 →Words

ただ1つ気になるのが、『惑星内に次元の歪みを発生させる。』
惑星内。大事なことなので2度(ry。衛星内ではなくて…?
衛星内部の破壊やテスト機が行方不明になったことを考えると、次元の歪みが発生したのは“衛星内”の方がしっくりきます。
“惑星内”という言葉を信じると、ゲームのEDで母星が爆発した時に飲まれたX-LAY(プレイヤー)という考え方もできて、それはそれで面白いですが。


公式としては言及されていませんが、フォースとストームの接点を示唆していると思われるのが、PS版クライシスのアートギャラリー07/15です。



バックにある赤茶と薄黄緑のリングには、前者はM.C. 0108とM.C.0185、後者はA.D.2219と書かれたポイントがあります。(ゲームの舞台となった年号です)
なのでこのリングはフォース(クライシス)軸とストーム軸を表していると思います。

また周囲には年表の一部がうっすら入っています。(M.C.0098/0183/0184・A.D.2103/2141の5つ)
この2つのリングが交わっている部分が、フォースとストームの接点(M.C.0184とA.D.2096)を表しているのではないでしょうか。


…最後に、これはあくまでMISTさんの世界に感銘を受けた私の考察であり、企画者の構想=答え!みたいなことを言うつもりはないです。創作の活性剤になると嬉しいです。
『プレイヤーの数だけパラレルワールドがある』…これが全てだと思います。

オマケ。
この接点については他にも構想があったようです。詳しくはこちらの解説をどうぞ。
Story2 (同人誌「Parallel Op.」の漫画はこのセシルの構想をお借りしました)

ちょっと脱線して、オーバーテクノロジー"LAY"は具体的にどんなものだろう?と思うわけですが…私はSST(SuperStringsTheory:超弦理論)に近いもので考えています。
X-LAYままを指すというより、基盤となっている技術とか理論のイメージです。
Theory of everythingとも言われていますし、これさえあればあの絶対無比なロックオンシステムや他の説明つきにくいことを解決してくれるような気がします(笑)。
| 2010.08.27 Fri | 09:09 | レイシリーズ |
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